
いつもお世話になります造型室室長の井野です。
今回ご紹介するアイテムは、イワクラ協力店Selection様が
8月19日14時より、イベント『アリスDEアニメ』で販売される
ゴジラオーナメント特撮大百科DELUXEキャンペーン商品
ゴジラオーナメント特撮大百科COMPLETE
イワクラ協力店Selection限定
「ゴジラ1954帝都を去るver.2」です。
タイトルが長いですよね(^^;)

この商品は以前販売された「ゴジラ1954帝都を去るver.1」を
大幅にリニューアルした商品です。
ベースが変わったのは勿論ですが、ゴジラ本体も口を開かせ、
初ゴジ特有の不敵な笑みを再現しました。
腕のポーズ替えをし、さらに首回りを中心にプロポーションや、
細部のディティールに改修を加え、より一層、当時の着ぐるみに近いものになったと思います。
今回も上半身のウォーターラインモデルですが、
川というシチェーションなので、水深が海よりも浅いこともあって、
前回は腰から上の造型でしたが、今回は膝から上の造型になっており、身長が若干高くなっています。

海ベースは私が造型しましたが、『橋』は、合金製メカゴジラなどでお馴染み、
イワクラでメカを作らせたら右に出る者がいないというメカ原型のエース、中村亘くんと、
最近イワクラ造型室に仲間入りした紅一点、女性原型師見習いの新垣芳美さんの共同製作です。
中村くんにとって造型は戦い、工房は戦場であり、
彼はいつも全身迷彩のアーミールックで作業していますが、
その横に若い女性の新垣さんが座って、アートナイフで指の先をブスブス切りながら
血を垂れ流してプラ棒を切断している姿は、まるで野獣に拷問を受けてる美女状態で、客観的に見て異様でした(^^;)
ちなみにこの『橋』は、『橋』のカタチのままゴロっと転がってて、
とてもオモチャ臭いと思われるかもしれませんが、
安心してください劇中でも、まんまゴロっと転がってます 笑
塗装に関しては公開当時のポスターをイメージしたカラー彩色版です。
初代ゴジラの色のイメージはこの色だという方も多いのではないでしょうか?

では以下に商品の詳しい情報を掲載します。
イベントでの販売のほかにSelection様の店舗やサイトでの予約販売も可能だそうですので、当日どうしてもイベントに行けない方々はSelection様のサイトを覗いてみられてはいかがでしょうか?。
■価格
3500円(税込)
■発売日
8月19日14時より
イベント名・アリスDEアニメ(ビエンナーレ関連事業)
場所・パルコ裏側のアリスガーデン・セレクションブース
および店舗・サイトでのネット販売
■協力店(Selection)サイト
http://www.selectiontoys.com/index.html
TM&(C)1954 TOHO CO.,LTD.
※画像の無断転載・複製・改変を禁じます


2月19日(日)のワンフェスで、弊社協力店のホワイトバッジブースにて販売される協力店支援商品『公害怪獣ヘドラ駿河湾に出現!』のご紹介です。
弊社商品を買ってくださっているお客様には説明はご不要かもしれませんが、
「ゴジラ対ヘドラ」の劇中のニュース番組のワンシーンを立体化したものです。
このシーンではヘドラは後ろ姿で一瞬しか映っておらず、実際どのプロップを使ったのかの特定することすら難しいのですが、
さすがに海坊主のような後頭部だけを造型するのはいかがなものかという事で、劇中のシーンの反対側の視点から見た情景を立体化しました。
ヘドラは多数のプロップが存在するのですが、ヘドラが水面に顔を出している有名なスチールを参考に忠実に造型しました。
水中から顔を出しているヘドラとしては水中を泳いでいる際のプロップよりも、こちらの方が一般的なイメージに近いという判断です。
今回ヘドラ頭部と海ベースは、私、井野宏紀が造型しましたが、ヘドラよりも巨大なタンカーの造型は、合金製メカゴジラ2の原型を担当した中村亘氏が担当しました。
たとえ脇役であってもメカ造型に一切の妥協を許さない中村氏は、DVDをコマ送りして劇中のニュース映像をプリントアウトし破壊されたタンカーを忠実に造型してくれました。
今回は造型以上に、彩色に関してのさまざまな意見が造型室内で飛び交い、試行錯誤を重ねましたが、そちらは本体に添付されている解説書に詳しく書かれていますので、
こちらでは解説書に書かれていない塗装に関する裏エピソードをひとつご紹介させていただきます。
塗装見本を作成してくれたのは、タンカーを造型した中村氏ですが、彼が私のデスクに来てこう言いました。
「ヘドラもタンカーもみんな緑色っぽくしていいですか?」
シンナーの臭気で錯乱しているのかと思いましたが、よくよく話を聞いてみると、
このシーンは映画の中のテレビに映っているニュース映像なので、
画面が全体的に緑っぽく写っているらしく、彼はその劇中のテレビの色までも再現しようとしていました。
緑色に塗られたタンカーを観て、その意図を汲み取ってくれる人は、さすがにいないだろうという判断で却下しましたが、
それ以外にも今回は資料が乏しいシーンだけに、イワクラにしては珍しいアレンジが塗装にもふんだんに盛り込まれています。
それが不要なアレンジか、必然的なアレンジかは実際に商品を手にとってお客様自身で判断してくださいませ(^^)
※写真は量産された商品版を撮影したものです。
TM&(C)1971 TOHO CO.,LTD.
※画像の無断転載・複製・改変を禁じます




TM&(C)1972 TOHO CO.,LTD.
※画像の無断転載・複製・改変を禁じます
お待たせしました。
今回ご紹介する原型は「ゴジラ特撮大百科1.5」の特典フィギュア「サイボーグ怪獣 ガイガン」です。
写真でもお分かりいただけるように特撮大百科よりも二回りくらい大きなサイズです。
原型は食玩版のガイガンを製作した、お馴染みの元木秀樹氏です。
原型は、かなり以前に完成しておりましたので、イベントなどでこのガイガンをご覧になった方もいらっしゃると思いますが、 単に食玩を大きくしただけでは、長らくお待ちいただいたお客様にも申し訳ございませんので、近年発見された新しい資料などを基に、イワクラ造型室のほうで頭部を中心とした全面改造を施し、 より劇中のイメージに即したガイガンに仕上げました。
当社商品としては特に人気のあった食玩版ガイガンをお持ちの方にも、ダブり感少なくコレクションに加えていただけると思います。
ガイガンファンの方には是非2つ揃えて飾っていただければ幸いです。
写真ではわかりづらいですが、上顎に隠された口腔内のキバや、プロテクター部と皮膚部分の微妙な質感の違いなど、 このサイズだからこそできる表現もプラスしました。
ここには写っていませんが、コンビナートを再現した豪華ベースも付属しますので、乞うご期待ください。

ロフトイベント終わっちゃいましたね。
祝日にもかかわらず沢山の方々がお越しくださって嬉しい限りです。
イワクラ造型室はイベントが迫ってくると、学園祭の準備か大学のサークルの合宿みたいで、商品製作に忙しい中にも楽しげな空気が流れていました。
終わってしまうと、ある種の達成感のようなものを感じますが
まだまだお客様のもとにお届けする沢山の商品が残っておりますので、
造型室一同、気持ちを引き締めて明日からの製作に精進したいと思います。
中国に製作を依頼する大量生産品とはまた一味違った手作りのイベント販売品は、イワクラ社員が一個一個、丹精込めて作った商品です。
手作り故に大量生産はできませんが、原型製作には大量生産品の原型と同じように徹底した監修をし、一切の妥協をせず製作しています。
少量生産ゆえにできるマイナーだけど印象深い脇役怪獣たちを、末永くお手元に置いて可愛がっていただければ、私どもも造型師名利につきます。
いつもイベントで沢山のお客様と直接お話ができるので
とても楽しみにしているのですが、中には怪獣の造型に対していろいろと質問してこられる方や、実際にフルスクラッチされた怪獣フィギュアをお持ちになる方もいらっしゃいます。
今回も会場に他社で原型師見習いとして働いておられる方が遊びにきてくださったり、手作りの怪獣フィギュアをお持ちになったアマチュアの方がいらっしゃいました。
イワクラの造型師たちは、経験未経験に関わらず、
本当に怪獣の好きな人々が集まったグループですから、怪獣造型の雑談、持込や、質問などは大歓迎です。
現在弊社で活躍している造型師も、一年前までは全くの素人だった人が半数以上いますので、ご自宅の近所でイワクライベントが開催されたときは、プロ希望、趣味の作品に関わらず、怪獣造型に興味のある方は、熱いパッションのこもった作品を遠慮なくお持ちください。
このたびも沢山のご来場ありがとうございました。
ps.今回もいつものように車中泊の日帰り出張でしたが、
イワクラを黎明期から応援してくださって、技術的なアドバイスなどをしてくださるアトリエG1の奥田さんを尋ね、イベント当日に、イベント開催の直前まで国内生産のための型抜きや、レジン抜きなのどの技術的な指導をしていただきました。
原型へのこだわりはもちろんですが、これからもこういったアドバイスを製品作りに反映させて、原型の魅力を損なうことなく、可能な限り商品に反映できるよう国内生産の技術もレベルアップさせてゆきたいと思います。
奥田さん今回もご指導ありがとうございました

いつもお世話になっております。イワクラ造型室室長の井野です。
既に個人ブログのほうで原型の制作状況などを随時発表しておりましたが、
この度、公式サイトのリニューアルに伴い、こちらにもブログを開設することになりました。
こちらはイワクラ造型室の公式ブログになりますので、私はもちろんですが、イワクラ造型室に所属している他の原型師たちも書き込みできる場として開放します。
イワクラの造型師は入社同時に原型制作のノウハウを指導していますが、それでも人それぞれ持ち味があり、
彼らが独自に築きあげた手法やアイデアがあります。
普段あまり表舞台に出ることの無い彼らですが、今後のイワクラを支えてゆく彼らの造型日記もお楽しみください。
また本来世にでる事の無い、ボツになったサンプルなども積極的に発表して、
イワクラの商品がどのような試行錯誤を重ねて作り上げられてゆくのか、その過程を垣間見ていただけるブログになればと思います。
何卒、今後もご支援よろしくお願い申し上げます。


